皆さんこんにちは、今沢です。
前回の記事は、大学入学時に新しい外国語を学習し始めたことに加えて、大学生活に余裕が出てきたところで海外ボランティアと外国人とのメール交換に興味を持ったという内容でした。
メールの交換というと、出会い系サイトのように印象の悪い感じも受けますが…
外国の学校では授業の一環として教師が導入するケースもある
ところで皆さんは、「タンデムパートナー」というものを知っていますか?
ちょうどインターネットの日独協会というサイトで、タンデムのことが記載されていましたので、以下の通り引用したいと思います。
タンデム® というシステムをご存知ですか。タンデム® とは2人で力を合わせて前進することです。ネイティブスピーカー同士がお互いの言語を学ぶのを助け合います。
長く続けられる、相性の良いタンデムパートナーを探すために、
日独協会はタンデム® 財団によって開発されたメソッドを使います。
日独協会会員のための無料サービスです。 学生会員は年会費1000円です。
(ご入会についてはこちらをご覧ください。)
タンデム® の経験者も、初心者も大歓迎です。回答用紙を分析した上、最適なタンデムパートナーをお探しします。出典元:Japanisch-Deutsches Tandem® 日独タンデム|公益財団法人日独協会
サービスが有料か無料かというのはともかく、自分が新しく勉強したい外国語のネイティブを見つけて、その相手に日本語を教えつつ、同時に外国語を教えてもらうというシステムがタンデムです。確かに、辞典や教科書からはわかりにくい言葉のニュアンスや、実際に日常生活でよく使われているフレーズ等を聞くにはもってこいのシステムですね。
上記のタンデムパートナーは、お互いの母国語について教え合うものですが、何も母国語に限る必要はないということで、海外の学校ではEメールや手紙を使って英語で文通をするケースがあるそうです。英語での文通によって、英語学習や異文化理解を深めることができ、手紙の書き方等も合わせて学べるため、かなり有意義な取り組みみたいですね。
そのタンデムパートナーや学校の取り組み等の影響からか、「英語で外国人とメール交換したい」と考える人々は当時※から一定数いたようで、グーグルにpenpalと打ち込むとかなりのウェブサイトがヒットしました。もちろん、フェイスブックやライン、カカオトークの勢いに押され気味ですが、今でもたくさんのサイト利用者を検索することができます。
※当時と言えば、windows XPがやっと主流となってきた頃で、私の実家では8MBメモリのwindows 95のパソコンが現役で動いていました。たかだか20~30KBのメールを送受信するだけでも時間がかかったり、うちの兄がダイヤルQ2で高額請求を吹っ掛けられたりしたのも、今ではいい思い出です…。
Penpal net, Japan guide = 掲示板で文通相手を広く募集する
私が実際に利用した文通サイトは、「Penpal net」と「Japan guide」というウェブサイトでした。
一度自分の名前や性別、年齢を登録すれば、サイト内の登録者を国別・年齢別で検索してメッセージを送信したり、自己紹介文をサイトにアップして逆にメッセージが届くのを待ったりすることができました。
"If you are interested in me, please write to me."(もし興味があったら連絡してね)といった感じです。
そこで私は大学受験で不得意分野だった英作文の知識を活かして、ひとまず自己紹介文を公開してメッセージを色々と送ってみました。
アメリカ人やイギリス人は例外ですが、文通相手の英語のレベルも様々なので、単語を並べるだけのようなメールのやり取りでも意外と盛り上がることができました。
奥さんともこの頃からメールのやり取りが始まる
外国人と話がしてみたい。でも、英語が上手く話せたり書けたりできるわけじゃない。だから、Eメールのやり取りなら気軽にできるんじゃないか…。
その考えは合っていると思います。しかし、気軽にメール交換ができる反面、連絡が途切れるのも早いです。
私の場合は、
・勉強、仕事が忙しくなる。
※本当は返信がめんどくさいんです。
・話題や趣味が合わない。
・相手からの返事が短過ぎる、または長過ぎる。
・英語能力がかみ合わない。
※相手の使う単語が難しくて辞書がないと意味が全くわからない等。
・こちらから、または相手からの質問がなくなる。
・英語を使うのがそもそも億劫になる。
以上のような理由で自分から、または相手から徐々に疎遠となるケースが多かったです。
大学1年生の夏頃から始めた文通・メール交換。
2、3か月単位でメールする相手が入れ替わっていきましたが、次の記事では今の奥さんとの実際のメールのやり取りについてご紹介したいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。