ドイツ人女性と国際結婚する前に知っておきたいこと(その1)

皆さんこんにちは、今沢です。

私は2010年にドイツ人女性と結婚したので、今年で国際結婚生活9年目を迎えます。
この8年間はほとんど日本で生活してきたのですが、日々暮らしていて「嫌だな~」とか「面倒だな~」と思ったりすることって誰でもありますよね?

今回の記事では、あなたがドイツ人女性と国際結婚して日本で生活した場合に遭遇すると思われる数々の「壁」について書いていきたいと思います。

ドイツ語が生涯つきまとう(ことばの壁)

国際結婚すると誰でも気になる言葉の問題。イギリス人やアメリカ人の女性が結婚相手の場合は、日本語か英語で日常会話することとなりますが、ドイツ人となると当然日本語かドイツ語を使うことになります。
あなたがCaptainJackさんのように語学堪能であれば問題ないかと思いますが、はっきり言って働きながらドイツ語の勉強をするなんてかなりハードです。確かに、今この記事を読んでいるあなたは白人女性と付き合いたい一心で勉強のモチベーションが最高潮に達しているかもしれません。ただ、自分の立場になってよく考えてみてください。嬉しい時も、辛い時も、楽しい時も、苦しい時も、いつどんな時でもカタコトの日本語で何十年も会話したいと思いますか?あなたのパートナーも、遅かれ早かれあなたのドイツ語能力について同じことを感じるはずです。誰でも母国語で会話するのが楽なんですから。

中学校になるまでに習う常用漢字は約2,000字ですが、ひらがなの書き方からスタートして常用漢字まで自信を持っていつでも書けるように勉強し続けるのも、かなりの苦行だと思います。ただし、日本で生活する以上、日本語が読めたり、書けたりできないと本当に不便です。ドイツ人の彼女が大の日本好きで、ドイツ国籍を捨てて帰化し、ドイツでの今までの人生を捨てても一向に構わない。また、5年後、10年後もその考えは変わらないと確信できるのであれば、ことばの壁は無事突破できることでしょう。

育ってきた環境の違い(文化の壁)

こちらも言葉の問題と合わせてすぐに思いつく問題ですね。巷では、以下のようなイメージがあると思います。

・日本人:
大人しい、控えめ、周りの意見に合わせる、男尊女卑(女尊男卑)、恥ずかしいという感情がダメ、何事もなあなあ(曖昧)にする、無宗教
・欧米人:
自分の意見を主張する、積極的、黙っていない、男女平等(フェミニスト)、罪の意識を感じるのがダメ、何事もはっきりさせる(理論的)、キリスト教などの宗教

あなたが上記のような日本人の性格の場合、一緒に暮らしてみるとこの文化の違いを肌で感じることができますよ。

ルックスの妥協(人種の壁)

(白人女性のイメージ写真です)

話が少し脱線しますが、「ドイツ人=白人女性=きれい、可愛い」というイメージを持っている方はすぐにその幻想を捨ててください。世界各国、どの人種でも身体の作りはほぼ一緒です。テレビやネットで出てくるようないわゆる美人は、当然ですが街中であまり見かけないので注目されるんですよね。あなたが日頃散歩しているとき、電車に乗っているとき、仕事をしているときに目にする女性たち。もちろん海外でも美人と誰もが認めるような人はほとんど見掛けません

また、ドイツに暮らす女性たちのうち、どの位がアジア人に興味を持っているのか、その割合についても考えなければいけません。アニメ・マンガやジャニーズオタクを除くと、ヨーロッパでの日本人の知名度は圧倒的に足りません。現地では絶対数で勝る中国人や就職にやってくるフィリピン人がアジア人という印象が強いです。実際私がドイツ旅行をした際、現地の人からは「サムライ」とか「ジャッキーチェンだろ?」とか「チャイニーズ」とか「ハラキリ」なんて言葉ばかり耳にしました。

そもそも日本に興味・知識のないドイツ人女性たちが圧倒的に多い中で、ドイツ語や英語を駆使してわずかにアジア人に興味のあるマッサンのシャーロット・ケイト・フォックスのような美人を見つけて国際結婚に持ち込む。間違いなく宝くじに当選する並みの難易度です

どこでも目立つ(外見の壁)

また、仮に皆が憧れるような抜群のプロポーションの超絶美人と国際結婚できたとしましょう。日本で生活するとなるとどこに行くにしても目立ちます。下手すると平均身長が日本人男性を上回るドイツ人女性であれば何もしなくても目立つことになりますが、それで美人となると周りの日本人女性のひんしゅくも同時に買うことができます。

ウインドーショッピング、レストラン、公園、散歩、挙句の果てには電車の中まで、常にじろじろと周りの視線を感じる生活は、自己顕示欲が相当強い人でないと窮屈に感じてしまうと思います。

 

以降、次の記事に続きます。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

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